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超像可動 第三部 55.スタープラチナ・サード 荒木飛呂彦指定カラー フィギュア発売日:7月25日 メディコス・エンタテインメントが放つ人気シリーズ「超像可動 ジョジョの奇妙な冒険」に、 「スタープラチナ」のサードカラーがラインナップ!! 超像の造形クオリティはそのままに、紫を基調とした新規カラーにて登場!! オプションパーツとして、表情違いの頭部パーツ、各種ハンドパーツが付属!! 2000年発売開始のOVA版。ストーリー前編にジョジョの奇妙な冒険 <2000>が、初のTVシリーズにジョジョの奇妙な冒険がある。 http //annex.s-manga.net/jojo/ 監督 北久保弘之 原作 荒木飛呂彦 脚本 北久保弘之、今 敏 キャラクターデザイン 羽山淳一 メカニックデザイン 宍戸聡 美術監督 南郷洋一 美術設定 末武康光 色指定 高木雅人 撮影監督 岡崎英夫 特効 前川孝 編集 西出榮子 録音調整 阿部幸男 録音 亀本美佳 Sound Design Tom Myers、Gary Rydstrom 音楽 Marco d Ambrosio 演出助手 久志秀彰、松尾衡 アニメーション制作 A.P.P.P. 脚本 北久保弘之 今 敏 絵コンテ 佐々木洋 森川定美 ますなりこうじ 冨永恒雄 今 敏 北久保弘之 演出 ますなりこうじ 阿部雅司 今 敏 北久保弘之 作画監督 羽山淳一 宍戸聡 岸田隆宏 菊地康仁 栗尾昌宏 江面久 ■関連タイトル ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース DVD-BOX 超像可動 第三部 55.スタープラチナ・サード 荒木飛呂彦指定カラー 荒木飛呂彦画集 JOJOVELLER完全限定版 50日間期間限定完全受注生産 Kindle版 原作コミック 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険 第3部 1 千値練 第3部 イギードアストッパー ジョジョの奇妙な冒険 名刺ケース DIO Tシャツ&スウェットパンツ ザ・フール PS3 ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル 初回封入特典 DLコード付き「川尻早人メモ」! 同梱 DVD ジョジョの奇妙な冒険 vo.8 ジョジョの奇妙な冒険 オリジナル・サウンドトラック スタチューレジェンド 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 27.スタープラチナ セカンド 超像可動 第三部 37.空条承太郎 Ver.1.5 荒木飛呂彦指定カラー スタチューレジェンド 第三部 23.DIO [原型・彩色監修/荒木飛呂彦] スタチューレジェンド 第三部 影DIO 超像可動 第三部 18.DIO 覚醒版 荒木飛呂彦指定カラー 超像可動 第三部 1.スタープラチナ 再生産 超像可動 第三部 11.DIO 荒木飛呂彦指定カラー 荒木飛呂彦画集 JOJO A-GO!GO! JOJO 6251 荒木飛呂彦の世界 超像可動 第三部 9.ザ・ワールド 荒木飛呂彦指定カラー 超像Artコレクション ジョナサン・ジョースター 荒木飛呂彦監修/特別カラー版 キューティーフィギュアマスコット ジョジョの奇妙な冒険 第三部 PS ジョジョの奇妙な冒険 ゲーム版サウンドトラック ジョジョの奇妙な冒険 DC ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 SFC ジョジョの奇妙な冒険 フィギュア・ホビー:ジョジョの奇妙な冒険 原作コミック 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険 8~17巻 第3部セット
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繰り返す言葉は今も わたしの胸の中で響いてる いつからか無敵の世界 あなたの期待裏切らない 奴らに敗北を我らに勝利を 必ず仕留めてみせる 私だけを 私だけを信頼してほしい あなたのために命を捨てられるから あなただけを あなただけを思っては生きてる 亜空間の中ひとり勝利願っている 薄れゆく意識の中に あなたの姿探しさまよう 柔らかなその優しさに もう一度だけ包まれたい ポルナレフなんかに 負けられないのに この身体灰になってゆく 私だけが 私だけがあなた守れるのと 必ずジョースターどもを 仕留めてみせる あなたをただ あなたをただ信じ続けただけ 私が死ぬのはその後でもいいだろう 触れる物すべてを飲み込む力 この力あなたのために使いましょう 果てるまで… 私だけの 私だけのあなたになりますように 輝く世界に声が届くのならば 私はまだ信じていると声が枯れるほどに 亜空間の中ひとりあなた求めている 原曲:【yozuca*/記憶の海】 元動画:【http //www.nicovideo.jp/watch/sm2346145】
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あ、ありのまま今見たことを話すぜ! お、俺達はこの街の界隈じゃちょっとは名の知れた人間だった。 アルビオンから出てきた糞共やゲルマニアから来て商売を始めた田舎者と商売の世界で日夜戦っていた。 勿論負けるわけがねぇ…! だが、奴ら汚い手を使ってジリジリ手を広げていやがる…! 俺達はついに実力で奴らと決着をつけることにした。 日の浅い連中と違ってこっちは役人とも繋がりがあるからもみ消すのは簡単なこと! メイジ殺しの傭兵や貴族崩れのメイジだって多数揃えていた…それこそ、トライアングルだっていたんだぜ? だがしかし、しかしなんだ! この一週間でもう十人以上仲間が殺された…! 今俺の目の前でまた仲間の死体が転がっている…! 護衛として連れ歩いていた部下がそいつらを調べ、残りの奴らは杖や剣を抜いて辺りを窺う。 今夜は二つの月がまん丸になってるせいで、十分すぎるほど明るい…お陰でどうやって殺されたのかもよくわかる。 一撃だ。 たったの一撃で急所を貫かれたり潰されてりして殺されている。 これまで消息を絶ち、翌朝川に浮かんでいる所を一般人に見つけられたり、路地裏で発見した連中と同じく…だ。 手下の悲鳴が聞こえた。死体の傷を見ていた俺が顔を上げると、それをやった奴が今…目の前にいた。 牛頭人身…ミノタウロスが何故かこのトリスティンの夜にナイフを構えて立っていた。 夢を見ているのか? いや、夢や幻覚症状なんてちゃちなもんじゃねぇ…ビビッちまった俺がそう思いたいだけだ。俺は顎から伝う汗を手の甲で拭った。 自分達の縄張りで無様に死んだ手下共の血の臭い、この息苦しくなるような圧迫感がそんなちゃちなもんなわけがねぇ。 押さえ込まれているが、今にも奴から溢れ出しそうな魔力の渦に酔っちまいそうだ。 微かに、規則的な息遣いに合わせて漏れてくる魔力は桁違いだった。 「相棒はいつも肝心な時に暴走するよなぁ…」 牛野郎がぼやいた。 至って冷静な声だ。これから俺達とやろうって言うのに野郎には全く気負う所がない。 それが逆に俺達に恐怖を植えつけていく。 何せこの冷静さ、どう考えても俺達を皆殺しにする覚悟があると受け取らざる終えない。 同じ感想を持ったんだろう。 俺の背後じゃあ我先にと部下達が逃げていくが、こんな怪物が相手じゃあ仕方ねぇ…自嘲気味に哂う俺の背中に突然悲鳴が叩きつけられた。 何事かと振り向けば、そっちにも牛野郎がいる。 もう一匹!? いや!まさか…牛の面なんぞ判別がつくわけがないが、そいつから発せられる雰囲気が似すぎていた。 それに、服や叩きつけられる魔力の感じも全く同じ…俺は思い当たる事が一つだけあり、愕然とした。 「風の偏在。昔使った奴が得意でよお。スペルだけは覚えてたんだが、案外やってみるもんだな」 やはり…! 歯軋りする俺を他所に、恐怖に押しつぶされて残っていた手下が自棄に最近手に入れたばかりの銃を撃ち、炎や氷の矢を放つ。 無駄だと止める間もなかったそれらは、やはり無駄だった。 「さて、死ぬか? それともうちのボスに従うかだ」 ボスという言葉は初めて聞いたが、こんな時に出す名前だ。 なんとなくそれが奴らの頭目のことだというのは解る…事実上の死刑宣告を受けて、部下達が次々に武器を捨てていく、俺は棄てなかった。 捨てられなかったと言う方が、正しいかもしれない。 捨てようと思わなかったわけじゃねぇ…武器の傍に転がる手下共の死体を見て、カッとなっちまったんだ。 逆に銃を拾いあげて、火の秘薬を抱えて俺は特攻する。 俺も自棄になってたのかもしれないと思う。 だが牛野郎は全く取り合おうとはせず、冷静にレビテーションで俺を持ち上げ、壁に叩きつけた。 「自爆覚悟ならいけるなんて考えが甘えな」 野郎の発火が、俺の持つ火薬に火をつけた。 俺の意識が途絶える。そして大きな爆発が市内で起きた。 これで翌朝路地裏で見つかる死体の仲間入りを果たすこともなくなった。 王都トリスタニアでは今、表ではネアポリスというゲルマニア貴族が元からある店を傘下に入れながら新たな店を開き、白い石造りの建物が目立つ美しい街を徐々に塗り替えようとしている。 市民受けがよく役人も買収されておりさして抵抗もなく受け入れられていくその裏では、ボスと呼ばれる男が率いるパッショーネの進出を受けて大規模な抗争が行われていた… * その頃、ミノタウロスを首都に放ったジョルノはというと…未だ魔法学院へ向かう道中、馬車の中で揺られ続けていた。 ゆったりとした速度で進む馬車の中に漂うのは微かに甘い穏やかな時間だったのだが、イザベラを拾った馬車内は今騒がしくなっていた。 イザベラは何かにつけて文句を言いたがって、構って欲しそうに見えたがジョルノが無視しているせいだった。 その分がテファに向かっているようだが、良い機会だからと彼女のしたいようにさせている。 帽子を取る事は防ごうと思うがそれ以外に関してはイザベラ一人位とはうまく付き合って行けるようになってもらわないと困るからだ。 ジョルノは今日も馬車の中で本を読み、イザベラに呆れられるほど組織から、あるいは表の交友関係からの手紙や書類に目を通し、返事を書くなどしていた。 その日は仕事関連はいつもどおりだったが、珍しい相手からの手紙が届いていた。 ヴァリエール公爵家からの手紙。 公爵からの礼。元気になりつつあるカトレアからの手紙。カトレアを治療した事を聞いたエレオノールからの手紙… そして二通の手紙。テファと暮らしていた子供達のうちたった二人だけ、ジョルノ宛てに手紙を出してきたのだ。 残りは皆テファに向けて出されており、それを読んでからテファが悩みを一つ抱えたようなのでジョルノは丁寧に目を通す。 横では胸の事でテファがまたイザベラに弄られていて、胸を隠しながらテファが目で助けを求めてきたが無視した。 これは”試練”だとジョルノは考えていた。自分へのではなく、テファニアへの。 二通の手紙は同じ言葉で始まっていた。 助けて欲しいです。 ここにはいたくありません。 貴族になったと聞きました。貴方の下で僕は働きたいと思っています。 すぐに異端異端って言う大人が威張ってるし僕達を苛める奴らもいます。 小さい子達に悪い影響を与えてます。 昨日司祭様にエマだけが呼ばれていきそうになりました。 ここでは昔の事、お姉ちゃんの事を話さないように小さい子達やジムに言い聞かせるのに忙しいです。 そこからジム達が何度言い聞かせてもあっさりと神官たちの言う事を真に受けたりするとか愚痴っぽいことが書き綴られ、徐々にロマリアを批判するような内容になっていく。 煌びやかな教会の周りは貧民で一杯だとか神官のくせに金儲けのことしか考えていないとか…書きなぐったような字で書かれているそれらをジョルノはとりあえずすっ飛ばして読む事にした。 ジョルノさんにまた数学や、色んな事を教えて欲しいです。 ここでは神様がどこにでも顔をお出しになります。 単純なジムはいつかテファお姉ちゃんの事を悪く言うんじゃないか心配です。 一通目の手紙を丁寧に直し、ジョルノは二通目を開く。 助けて欲しいです。 ここにはいたくありません。 ゲルマニア貴族になったと小耳に挟みました。 貴方の力が僕には必要です。 僕のような孤児がここで這い上がるには貴方の力がどうしても必要です。 先日、教皇聖下にお会いする事が出来ました。 狂信的な方で…ジョルノはその部分は後回しにする事に決めて飛ばした。 出会った高い地位にいる者がどういう風に見えたのかこと細かに書いてくるのはこの子供の悪い癖だなと感じた。 教皇の事が終ると、教皇にとても頼られている神官と新しい枢機卿のことが書かれていた。 そして―力の篭った字でこう書かれていた。 僕はここで神官になることに決めました。 お姉ちゃんの事もぼかして話さなきゃいけないのは嫌だからです。 その後すっ飛ばしていた部分を軽く読んだジョルノは丁寧に手紙を仕舞う。 いつの間にか静になっていた横を見ると、イザベラが自分の胸を触りテファが必死で隠そうとしている胸を掴んで確かめるように手を動かしていた。 そういえば読んでいる時に「作り物じゃあないっていうなら確かめてやるよ」とかなんとか聞こえた気がしたジョルノは何も言わなかった。 言いながらテファの胸を鷲づかみにしてショックを受けたらしいイザベラと顔を真っ赤に染めたテファを見て一度瞬きをすると紙を取り出して返事を綴っていく。 手紙を出す相手は3名いる。 二人の孤児への返事。アルビオンを脱出してロマリア入りした部下へだ。 ロマリアでは他国の貴族達と同じような客や、神と邂逅できるとか言って幻覚を見たりするのが好きな神官もいて案外順調だと聞いているからちょっと位無茶を言ってもどうにかできるはず… 現地調達じゃない部下が欲しいとか言ってきた気もするので、育ててもらうのも案外悪くないだろう。 まだ負荷をかけても問題は無いと判断したジョルノはこの手紙を書いてきた子供を支援してやるよう手紙に書いておくことにした。 「しかし、二人共普通だったら削除モノの手紙だってわかってるんですかね」 簡単に買収できたと知っているからここまで書いたのだろうが、もう少し警戒させたほうがよいかもなとジョルノは苦笑した。 それを伝書鳩で出してからまだ呆然としているらしいイザベラを見る。 ジョルノ達と共に行動することにしたイザベラは、今はクリスと名乗っている。 ガリア王が用意した戸籍用に考えたもので戻るまではその名前で呼び身分も伯爵令嬢だと本人が言ったおかげで、扱いもそれなりのものでよくなっている。 王女扱いを希望したならジョルノは適当に連絡を取り近場の街に置いていくのではないかと、イザベラが危惧したからだった。 敵を退けたジョルノの手腕が、今のイザベラには必要だった。 ジョルノの方もその事は、イザベラを拾ってから既に一度…手紙を読む数時間前に最初の襲撃者とは別の傭兵を倒していたのでよくわかっている。 本当の事を言うと、今信じられないような口調で何か呟いているイザベラを外に放り出そうかって考えもジョルノにはあったが、それは今は行動に移す事が出来そうにない。 そのイザベラが指差す相手、テファが放り出すのには反対しそうだからだ。 そんなイザベラは自由気ままに振舞っており、今はセクハラに精をだしているようだが。 「クリス、貴方さっきから何やってるんです?」 イザベラはまださっきまでテファの胸を掴んでいた手を握ったり開いたりしながらジョルノに言う。 「…ネアポリス。これ、あ…ありえないわ」 そう言ってイザベラはテファの胸を指差した。指差されたテファが身を引き、その胸らしきものが揺れる。 コイツもかとジョルノはため息をついてどうにか胸を隠そうとして隠しきれていないテファに忠告する。 「テファ、嫌なら嫌と言った方がいいですよ?」 「う、うん…く」 テファは意を決したように言う。 「クリス、で、できればもうむ、胸の事は」 「胸? 私はベリーメロンを取ろうとしたんだけどねぇ…アンタの胸が無駄にでかいから間違えちまったよ」 意地悪く言ってイザベラは唇を片方吊り上げる。 無論そんな果物は目に付く場所にはない。単にジョルノが全く相手にしないので暇つぶしに弱い者虐めをしようとしているだけだった。 恥ずかしそうに俯くテファを見ると更にその笑みは大きくなる。 底意地の悪い笑みを浮かべたイザベラは顔を近づけてテファを見下ろすと、ジョルノには聞こえないよう小声で言った。 「それでネアポリスも垂らしこんだのかい?」 「た、垂らしこむなんて、私そんなことしてないわ」 決して広くは無い馬車内で聞こえないわけがないのだが、イザベラはヘェェとまるっきり信用していない口調で哂う。 別の帽子を取るわけでもなさそうなのでジョルノは放っておく事に決めると亀から出しておいた本を読み始めた。 守ろうという気持はあるが、夫婦や親子でさえ四六時中一緒にいるわけではないのだ。 テファを縛り付けることなどできようのないのだから、イザベラの虐め位気にしない程度にタフになってもらおうと考えていた。 「違うってのかい? それ以外にどんな使い道があるって言うんだいこんな無駄無駄にでかいのをつけてさぁ…」 「これは、自然とそうなったの…そんなこと、考えた事もないわ」 「フゥゥン、じゃあ血かねぇ? アンタの母親も男をたらし込んでたんじゃあないのかい? どっかの貴族に囲われたりとかさあ…!」 言われた瞬間、俯いていたテファはイザベラを見返していた。 テファにとって両親は大切な存在。それを汚すような言葉を言われて黙っている事は出来なかった。 確かに父にはちゃんとした相手がいたかもしれない。 妾ってことはそういうことだ…二人の関係は決して許されぬ不義の関係だった。 有力な貴族としては珍しくないが胸をはって言えるような関係ではない。 だが、テファの両親は確かに愛し合っていた。 それはテファにとっては大切な真実だった。ジョルノが(たとえテファを慰める為の方便だったとしても)羨ましいと言ってくれた…神聖なもの! テファは今まで感じたことがないほどの怒りを覚えていた。 「お、お母様の事を悪く言わないで! お父様とお母様は愛し合ってた…か、体でどうとか、そんな事はなかったわ!」 強い口調で反論されたイザベラは嬉しそうに表情を歪めた。 反抗されるのは気に食わないが、急所を見つけた喜びがイザベラの胸には湧き上がる。 「でもアンタのその反応。まさかとは思うけどねぇ? 母親は、『さるお方の愛人』だったんじゃあないのかい?」 「そ、そうだけど…母は「ははッ、汚らわしいね! そんな親母親から生まれたから胸にばっかり栄養が行くんだろ?」 言われた途端調子を落とすテファをイザベラは満足そうに舐め付けるような目で見下ろす。 それなりにブリミル教の教えを受けて育ってきたイザベラにとってはそういう関係は実際穢れたモノだった。 それが存在するのも解る。 父親のジョゼフには愛人のモリエール夫人がいるからだ(それも、イザベラの潔癖な部分は穢れていると感じている) 二人は愛しあっているかどうかという問題ではない。法やブリミル教などで否定されている関係だから穢れている…! 始祖ブリミルと立会人達、それに当の相手へ愛することを誓いながら別の女と関係を結んだことも、愛し合っていたことも一般的な倫理観に照らし合わせれば罪であるから… 妻との関係は終っていたのか? それとも苦しませていたのか…誰にもわからないが、愛し合っていたことも本来は汚らわしいことなのだ。 勿論暇つぶしにその結晶であるテファへネタとして使うような問題ではないが、イザベラは相手の(特に弱い相手の)デリケートな問題を気にするような人間ではなかった。 むしろ、いつか父がした事の報いを受けるかもしれないという不安や認められない事に対する鬱屈した感情を召使などを苛めて紛らわせてきた人間… そのイザベラにしてみれば、今のテファの態度はその苛めていたメイド達の態度と同じ類のイザベラが苛めても大丈夫と思えるものだった。 格好の、それもディモールト後ろめたい(かもしれない)怒りを見せるテファがとても滑稽で「ブリミルの教え」に反する汚らしいものに見える。 むしろ、イザベラには苛めても構わない、苛めていい存在に見えてきた! どういった経緯でそうなったのかテファ自身わかっていないという点もディモールトベネ! 幾らでもテファを苛む方向で邪推することが可能でありそれをテファも否定できないということだからだ。 宮廷の中で自然とそういう考えをする人間に囲まれて暮らしていたイザベラは、そう理解して嬉しそうに嘲笑った。 一方、蔑みを顔に表すイザベラにテファは悔しさで体を震わせた。 テファは愛し合っていたからいいんだと言えるような人間ではなかった。 イザベラがただ暇を潰すために両親を侮辱しているのはわかっている。 だが、だからこそ悔しかった。両親の関係は、一般的には汚い言葉を吐かれても当然の関係には他ならないからだ…! エルフであることを抜きにしても、どれだけ悔しくても世間にはそう言われてしまう関係から生まれたのは事実だった。 父の奥さん公認だとでもわかっていれば、まだ開き直れたかもしれないが…そんなことはわかるはずもない。 「でも愛し合っていたわ…ほんとに。母はとても思慮深くて優しい人だった。父上もとっても優しくて、だから二人を侮辱しないで!」 それだけは本当だと言うテファを、今のところ暇をしていたイザベラはやはり格好の獲物だと再確認した。 宮廷でもタバサを呼びつけて罵っていたが、全く相手にしようとせず魔法の腕も遙かに自分より優れたタバサを恐れてもいたイザベラにとって、とても好ましい相手だと今とてもよくわかった。 舌で唇を舐めてイザベラはテファの顎を掴む。 生意気な顔をもっと苛めて泣き顔にしてやろうって言うやる気がムンムンと湧き上がってきていた。 「それが悪いことだってわからないのかい? 腐ってるみたいだねぇ、! 親娘揃ってそうだなんて…この上異教徒なのかい…?」 追い討ちをかけるようにイザベラがそう言い、テファの我慢が限界を超えそうになると同時に、ジョルノが読んでいた本をわざと大きな音を立てて閉じた。 その行動と、ジョルノの冷めた目を見てイザベラはテファから離れる。 楽しみを邪魔されて面白くなさそうな表情、自分は悪くないと言いたげにイザベラはふてぶてしい態度で二人とは離れた位置に座る。 テファに目を向けると、今にも泣き出しそうな顔で怒っていた。 今にも食って掛かっていきそうにも見えるが、今行ってももっと汚い言葉で嘲られてしまうだけだ。 嘆息する代わりにジョルノは飲み物を用意して渡してやる。 テファがイザベラを上回るようになればいいのだが、注意して見守らなければならないようだった。 ジョルノが何も言わない事を悪い方に勘違いしないよう後で言っておく必要もあるかもしれない…だがそれ以上は、ギリギリまでテファ一人でイザベラより上になってもらわなければならない。 それも早くだ…(イザベラがもう少し淑女らしく成長できなければ)一緒にいるのが我慢できなくなってしまい、機会をなくしてしまう。 だって思ったより横で聞いてて気分が悪い。何度目かでこの世界で初めて、かつ全数ページに渡る無駄無駄ラッシュをイザベラに叩き込んでしまいそうだ。 ”堅気のテファをギャングの世界に立ち入らせる気はない” ジョルノのヒーローであるギャングから学んだ事の一つだ。 だからいつかは、例えばポルナレフと合流して相談してからでも、テファとはゲルマニアに用意している屋敷にでも連れて行って別れなければならない。 むしろ長く居すぎた位だ。それを思えば、イザベラがちょっかいをかける状況は置いておいた方が良い… 雰囲気を変える為に今度宮廷や街などのファッションにうるさい女性達の協力を得てファッション雑誌を作ろうと考えている、という話をしながらジョルノはそう考えていた。
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第一章 ジョルノ+ポルナレフ-1 ジョルノ+ポルナレフ-2 ジョルノ+ポルナレフ-3 ジョルノ+ポルナレフ-4 ジョルノ+ポルナレフ-5 ジョルノ+ポルナレフ-6 ジョルノ+ポルナレフ-7 外伝-1 コロネは崩さない ジョルノ+ポルナレフ-8 ジョルノ+ポルナレフ-9 外伝-2 コロネは崩さない? ジョルノ+ポルナレフ-10 外伝-3 ジョルノ+ポルナレフ-11 外伝-4 コロネの中身3つ目? ジョルノ+ポルナレフ-12 外伝-5 コロネは涙でセットされている 外伝-6 コロネとメロンは世界を救う ラルカス著 ジョルノ+ポルナレフ-13 外伝-7 コロネは北風を迎え入れた ジョルノ+ポルナレフ-14 外伝-8 コロネのお茶会 ジョルノ+ポルナレフ-15 外伝-9 コロネと亀は惹かれあう? ジョルノ+ポルナレフ-16 ジョルノ+ポルナレフ-17 ジョルノ+ポルナレフ-18 外伝-10 コロネの恩返し ジョルノ+ポルナレフ-19 ジョルノ+ポルナレフ-20 外伝-11 コロネ、その堕落の始まりに ジョルノ+ポルナレフ-21 ジョルノ+ポルナレフ-22 ジョルノ+ポルナレフ-23 ジョルノ+ポルナレフ-24 第二章 邪悪なる遺産達 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-01 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-02 外伝-12 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-03 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-03-02 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-03-03 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-04 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-05 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-06 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-07 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-08 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-09 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-10 ジョルノ+ポルナレフ 第二章-11
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. 過去に到着し年月日を確認したヨネアは焦っていた。 ヨネア(あの怪物達が現れるまであまり時間が無い…) ヨネアはやるべきことを整理した。 ①古代遺跡の破壊 ②世界各地に隠れている怪物の眷属と思われる強力な魔物の撃破 ③謎の怪物の復活(召喚?)の阻止 自分がいた未来ではあの怪物達が現れる少し前に アルティマイト等の古代兵器が突然破壊活動を始めた。 何者かが裏で手を引いている可能性があるが、 そいつを探すよりは使われる前に壊してしまったほうがてっとりばやい。 ③に関しては全くといっていいほど情報が無い。 当面は①、②を目標として行動するべきだろう。 そうと決めたヨネアは早速行動を開始した。 ちょうど近くに大きな遺跡がある。 最初のターゲットはそれにしよう。 グリンシャス遺跡近くの森で男が体を動かしていた。 素人目にはよくわからないが、恐らく武術の型だろう。 男は次々に構えを変え、様々な技を繰り出した。 ひと段落したのか、構えを解いた男は傍で隠れ見ていたエルフに声をかけた。 男「何か用かな?」 エルフ「あ……、えと、そろそろ夕食の時間なので…」 男「もうそんな時間だったのか。わざわざすまない。」 男は修行の旅と称して世界を放浪していた。 ここパーサの森に来たのはつい最近である。 男(最近大きな事件があったと聞いたが、この地の平穏さはそんなことを微塵も感じさせないな。) この森は居心地がいい、暫く滞在しようか、 そんなことを男は考えていた。 その夜、 エルフ達はグリンシャス遺跡の前で集まっていた。 グリンシャス遺跡の封印は何者かに解かれており、 ときおり中から地鳴りのような音が聞こえてくる。 暫くして音がやみ、一人の女が遺跡から出てきた。 ヨネア「………」 遺跡を取り囲んでいるエルフ達を見てヨネアは心底うんざりした。 ヨネアはエルフ達を無視してその場を離れようとした。 ヒュンター「待て。中で何をしていたのか話を聞かせてもらおうか」 ヒュンターの制止も無視してその場から離れようとしたとき、 ヨネアはエルフ達の中に一人たたずむ場違いな男を見つけた。 ヨネア「!!」 男「?」 ヨネアはその男の前に駆け寄った。間違いないあの男だ。 未来でオルジンと共に戦っていたあの男だ。 人間離れしたすさまじい強さを持つ男。 ヨネアはこの数奇なめぐり合わせに感謝し、自然と涙があふれた。 男「???」 目の前で見知らぬ女に突然泣かれた男は困惑していた。 周りのエルフ達の視線が疑惑の目に変わってきている気がする。 男「あー……、とりあえず宿をとっているからそこで話そうか」 男はヨネアを自分の宿に案内し、事情を聞くことにした。 男「落ち着いたか?」 ヨネア「ええ」 男「そうか……ならまず最初に聞きたいんだが…、 失礼だがどこかで会ったことがあったかな?」 この質問を受けてヨネアは困った。なんて説明すればいいのだろうか。 ヨネアの今の気持ちを正直かつ簡潔に言葉にするとこうなる。 「未来を変えるために一緒に戦ってほしい」 ……ダメだ。絶対頭がおかしい人だと思われる。 でも今後のことを考えると、この男の力はなんとしても借りたい。 ニースルーならこういうときなんて言うんだろう。 いくら考えても何も浮かばない。しょうがない、ここは直球勝負でいこう。 ヨネアはこれまでの経緯を説明した。 ……… 男(この女は頭がおかしいのだろうか) ヨネア(この女は頭がおかしいのだろうかって思ってる顔だ) ヨネア「やっぱり信じられない?」 男「当たり前だろう」 やっぱりそうよね、そう思ってヨネアはため息をついた。 実際に自分の目で見ないととても信じられる話じゃ――― そうだ!実際に見せればいいんだ! ヨネア「ちょっとついて来て!」 男「? おい!?」 ヨネアは男の手をとり強引に屋根の上に連れて行った。 ヨネア「証拠を見せるわ」 男「この屋根の上になにがあるというんだ?」 ヨネア「証拠はここには無いわ。飛んで行くからついて来て。あなたも飛べるでしょ」 男「冗談じゃない!」 男は手を振りほどこうとしたが離れなかった。 良く見ると繋がっているお互いの手が石化している。 男「!?」 男の言葉を無視してヨネアは飛び立った。 二人の下をエルフ達が弓を持って追いかけて来ている。 男「しばらくの間ここには来れないな……」 男はヨネアに引っ張られながらそんなことを考え、自分の不幸を呪った。 男とヨネアはある島に降り立った。 島の中央には大きな火山があり、豊富に温泉が沸くため火山の周囲には大きな温泉街が出来ている。 ヨネア「ここよ。正確にはあの火山だけど。」 男「とりあえずどこかの宿で休まないか? 一晩中飛びっぱなしだったせいで疲れてるんだが」 ヨネア「逃げない?」 男「逃げないとも。さあこの石化を解いてくれ」 心なしか手元の石化が強くなった気がする。 ヨネア「信じられないわ。さあさっさと行くわよ」 男は既に抵抗をあきらめていた。 二人は火口の目の前まで来た。 男「ここに何があるんだ?」 ヨネアは何も言わず火口に魔法を叩きこんだ。 男「!?一体なにを―――」 ヨネアが放った魔法の影響で火山が活動を始めた。 溶岩が目の前まで吹き上がってきている。 男「なんて事を」ヨネア「あれを見て」 そういってヨネアは溶岩が吹き出ているところを指差した。 特におかしなところは―― ? 溶岩の動きに違和感を感じる… 違和感を感じたのとほぼ同時に巨大な岩が飛んできた。 男「!!」 岩を回避した男の違和感は確信に変わった。 男(今のは「意思を持った攻撃」に見えたが…) 考えている間に、男の前で溶岩と岩が集まりひとつの形を成した。 男「これは……ゴーレムか!?」 集まった溶岩と岩は一体の巨人と化した。 次々と飛んでくる岩や炎を避けながらヨネアが説明した。 ヨネア「こいつが昨日話した眷属のうちの一体よ」 反撃しなくては殺される、そう思った男は戦闘態勢をとった。 男は構えたと同時に巨人に突撃した。 巨人の周りを高速旋回しつつ攻撃を加えていく。 ヨネアはその戦いぶりに懐かしさを覚えていた。 男は武器を持たず徒手空拳で戦っていたが、 飛行魔法を使った高速移動から繰り出される連撃の速度と威力は、 いずれも人間の規格から外れたものだった。 あれだけの力があれば武器など必要ないのだろう。 よく見ると男の体は薄い光の膜のようなものに包まれていた。 ヨネア(ゼオンとかいう悪魔が使っていた技と似ているわね) 男はこの世界でも珍しい「闘気」の使い手であり、 この闘気を使って攻防一体の戦闘を行っていた。 ヨネアと男の力は巨人を圧倒し、男が止めの一撃を叩きこんだ。 巨人は断末魔を上げながら火口の奥に消えていった。 ヨネア「これで信じてくれるわよね」 男「未来うんぬんの話は正直まだ信じられないが、 溶岩を殴るというのは初めての経験で新鮮だったな」 ヨネアは黙って男の言葉を待った。 男「いいだろう。全て信じた訳ではないが、お前に協力しよう」 奇妙なコンビが今日ここに誕生した。 エピローグ 巨人との戦いの後、二人は近くの温泉街で宿をとった。 そして次の日の朝、男の気持ちは沈んでいた。 街は昨日の小規模噴火の話で持ちきりになっていた。 それはいいのだが、問題はその話に 「火口に向かう謎の二人組みを見た」という内容が含まれていることだ。 できるだけ早くここを立ち去ったほうがいいだろう。 そう思った男はヨネアに次の目的地を聞きに行った。 ヨネア「次の目的地はこの近くの遺跡よ」 男「遺跡で何をするんだ?そういえば初めて会ったのも遺跡だったな」 ヨネア「この遺跡にある古代兵器と遺産を破壊するのよ」 それを聞いた男は少し頭痛がした。 なんということだ。聞き間違いでなければ、この女は俺に遺跡荒らしをやれと言っている。 未来から来たとかいう変な女と素性の知れない男。 この奇妙なコンビの活躍はきっと世界を救ってくれる…のかもしれない。 つづく いきなりメアリー・スーかい・・・ -- 名無しさん (2011-11-19 04 02 48) 名前 コメント
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超像可動 空条承太郎・サード 荒木飛呂彦指定カラー スタチューレジェンド 花京院典明[原型・彩色監修/荒木飛呂彦] フィギュア発売日:6月30日/4月30日 「第三部」の主人公「空条承太郎」のサードカラーが登場!! カラーリングはグリーンを基調としたカラー! オプションパーツは表情違いの頭部パーツやハンドパーツの他、 ポケットに手を入れたポーズを再現できるパーツに加え、 「オラオラ」ラッシュを再現することが可能な、連打エフェクトパーツも付属!! 2000年発売開始のOVA版。ストーリー後編にジョジョの奇妙な冒険 <1993>が、初のTVシリーズにジョジョの奇妙な冒険がある。 http //annex.s-manga.net/jojo/ 監督 二村秀樹(~3話)、古瀬登(1話)、菊地康仁(2話)、浦田保則(3話)、小林孝志(4・5・7話)、山中英治(6話) 原作 荒木飛呂彦 脚本 高島健一、川口高朗 キャラクターデザイン 羽山淳一 ビジュアルワークス 二村秀樹 美術監督 桑原悟 色彩設計 関美恵子 撮影監督 田中宏侍、岡崎英夫、堀内隆 編集 西重成 アフレコ演出 本田保則 ミキサー 大石幸平 アシスタントミキサー 木澤秀昭 Sound Design Tom Myers Sound Effects Editor Al Nelson 音楽 Marco d Ambrosio アニメーション制作 A.P.P.P. 制作協力 フェニックス・エンタテインメント(4・5話) 脚本 高島健一 川口高朗 絵コンテ 古瀬登 羽山淳一 二村秀樹 金剛寺弾 田中雄一 小林孝志 山中英治 長濱博史 演出 小寺勝之 菊地康仁 浦田保則 土屋日 小林孝志 山中英治 作画監督 羽山淳一 田中雄一 寺沢伸介 山沢実 宮澤努 小林誠 金剛寺弾 岡本健一郎 植田洋一 ■関連タイトル ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース DVD-BOX 超像可動 空条承太郎・サード 荒木飛呂彦指定カラー 超像可動 第三部 55.スタープラチナ・サード 荒木飛呂彦指定カラー 荒木飛呂彦画集 JOJOVELLER完全限定版 50日間期間限定完全受注生産 Kindle版 原作コミック 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険 第3部 1 千値練 第3部 イギードアストッパー ジョジョの奇妙な冒険 名刺ケース DIO Tシャツ&スウェットパンツ ザ・フール PS3 ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル 初回封入特典 DLコード付き「川尻早人メモ」! 同梱 DVD ジョジョの奇妙な冒険 vo.1 ジョジョの奇妙な冒険 オリジナル・サウンドトラック スタチューレジェンド 「ジョジョの奇妙な冒険」第三部 27.スタープラチナ セカンド 超像可動 第三部 37.空条承太郎 Ver.1.5 荒木飛呂彦指定カラー スタチューレジェンド 第三部 23.DIO [原型・彩色監修/荒木飛呂彦] スタチューレジェンド 第三部 影DIO 超像可動 第三部 18.DIO 覚醒版 荒木飛呂彦指定カラー 超像可動 第三部 1.スタープラチナ 再生産 超像可動 第三部 11.DIO 荒木飛呂彦指定カラー 荒木飛呂彦画集 JOJO A-GO!GO! JOJO 6251 荒木飛呂彦の世界 超像可動 第三部 9.ザ・ワールド 荒木飛呂彦指定カラー 超像Artコレクション ジョナサン・ジョースター 荒木飛呂彦監修/特別カラー版 キューティーフィギュアマスコット ジョジョの奇妙な冒険 第三部 PS ジョジョの奇妙な冒険 ゲーム版サウンドトラック ジョジョの奇妙な冒険 DC ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 SFC ジョジョの奇妙な冒険 フィギュア・ホビー:ジョジョの奇妙な冒険 原作コミック 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険 8~17巻 第3部セット
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今日 - 昨日 - 総合 - 【ジョジョの奇妙な冒険】 登場話 ジョルノ・ジョバーナ ○ DIO 吉良吉影 ○ リンゴォ・ロードアゲイン ○ ディアボロ 追跡表へ メニューへ
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ジョジョの奇妙な東方 ~FF・of・fate~ 第17話(外伝):不思議なあの人はエイリアン その① 宇宙人、支倉未起隆の朝は比較的遅い方に分類される。いや、そもそも寝ているかどうかすら怪しいのだが・・・ いつものように、今の時間・・・地球の時間で言えば朝10時5分きっかりに自分を【着ている】今の主を起こしにかかる。 「輝夜様、朝ですよ。今日は鈴仙様と出かけるのではなかったのですか?」 軽く揺すってやると、もぞもぞと布団の中で動き回りまだ出たくない事を主張する。だが、過去にこの主張を受け入れて良い結果になった試しがない事は重々承知しているため、手を緩める事はしない。 「輝夜様。起きてください。永琳様に叱られますよ?」 「む~・・・あと5分・・・」 丁度5分前と全く同じ事を言い出す輝夜。このままでは起きそうにないな・・・と軽く溜息をついた未起隆は、強行姿勢に出る事にした。 「輝夜様。いい加減に起きないと怒りますよ?」 「みゅー・・・」 聞こえているのかいないのか。よく判らない鳴き声を発して全く動こうとしない輝夜を見て、彼は【無理矢理起こす】事に決めた。 と言っても、大した事はしない。ただ、全身に力を入れて【ジャンプ】するだけだ。まぁ、永遠亭の屋根に巨大な穴が出来るだけなのだが。 ドゴォアアアッ! 「イ゙ェ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!?」 かくして、永遠亭に今月三回目となる大穴が出来上がり、輝夜はめでたく今月50回目の死去を迎える事となった。 今日の輝夜:未起隆の暴走により、天井を突き抜けたショックで圧死。 「はぁ・・・またですか?姫・・・今日は大丈夫かなーと思ってたんですが・・・」 「文句なら未起隆に言って頂戴。何が悲しくて姫様が顔面から天井に突っ込まなきゃなんないのよ。」 「いえ、輝夜様が昨夜ご覧になっていたゲームの映像で使えそうだと思ったので。」 早々にボロボロとなった輝夜を治療する永琳。このやりとりもすでに慣れてしまっている。ある程度の治療を済ませると輝夜は【自分の着ている服】をジト目で睨みつけた。 「いいから、次から普通に起こして頂戴。一応私も女の子なんですからね?」 そう言って輝夜はぷーっと膨れるのだった。 支倉未起隆、本名ヌ・ミキタカゾ・ンシ。マゼラン星雲出身の【自称?】宇宙人である。博識には定評のある永琳でさえマゼラン星雲に生命体がいるなど聞いた事がないのだが、本人が頑なにそう主張しているのでそういうことになっている。 まぁ、吸血鬼やら妖怪やら果てはプランクトンが集まって意思を持った新種の生命体が存在する【幻想卿】にとっては今更な事である。まぁ、彼の趣味のせいでハツカネズミが永遠亭内で走り回っていたのは問題であったが。 「まぁ、こちらとしては助かるからいいんだけれど。」 「何か仰いましたか?」 「いいえ、何も。ところで姫様がお出かけになるのは何時から?」 「確かお昼の3時頃だった筈です。ですのであと2時間10分27秒後ですね。」 「了承。じゃあ急いで調合を終わらせないと、ね。」 にこやかに呟くと目にも留まらない速さで永琳の目の前の薬品達が調合され、あるいは分離し、試験管やシャーレに移し替えられる。彼女の能力は「あらゆる薬を作る程度の能力」。 それ故に昔は月の賢者だの月の頭脳だのと呼ばれていたが、今ではしがない薬剤師である。 そして、未起隆の能力(スタンド?)は「全身を様々なものに変化させる程度の能力」。補足として、「衣服に変化した場合、着用者の約2倍の能力を引き出す」というものがある。 「約2倍の能力」は文字通り【能力(永琳の場合は薬を作る能力)】すらも倍にしてくれるらしく、【ある事情】で普段は輝夜の衣服に変身している。今は仕事の手伝いのために一時的に永琳の服になってもらっているが。 「ふぅ・・・これで今日の分は終わりね。お疲れ様、未起隆。」 「その言葉はわたしにではなく、わたしが貴方に言うべきでは?」 「それもそうか。」 「では、改めて。お疲れ様でした、永琳様。」 仕事が終わったのを確認すると、永琳の来ている赤と青のツートンカラーの服が包帯のように解け、長髪の背の高い男になる。この男が未起隆の本来の姿である(らしい)。 最初の方は【男を着ている】、という事実からか妙な背徳感を持っていた永琳と輝夜だったが、未起隆自身が何の羞恥心も持っていないため今ではすっかり慣れっこになってしまっている。 「さて、私は後片付けしたら寺子屋へ行くから姫様の所へ戻っていてもらえるかしら?今日は鈴仙と出かけるらしいし。」 「了解しました。しかし、珍しいですね?輝夜様がお出かけなんて。」 「その言葉、姫様の前で言わないようにね。どうも妹紅にニートとか引きこもり呼ばわりされてること気にしてるみたいだし。」 「はぁ・・・難しい年頃、というヤツなのですかね?」 腕を組んで首を傾げている未起隆を見て、(アンタよりも1000年以上年上だけどね姫様・・・)と思わずにはいられない永琳だった。 一般的に(妹紅の悪口のせいで)永遠亭に引きこもってると思われがちな輝夜だが、実はかなりのアウトドアである。 筍が取れると聞けば一人で竹林に突撃して迷子になったり、竹林に人が迷い込んだと聞くや竹林に突撃して迷子になったり、てゐの嘘に引っかかって竹林に突撃して迷子になったり・・・ なので、彼女が外出(大抵ヒマを持て余してだが)する場合は誰かの同行が必須となっている。大抵は鈴仙や永琳の手伝いがてら、なのであまり心配はないのだが。 「だから絶対に私からはぐれないで下さいね?輝夜様?」 「はーい!」 ブレザーのウサ耳少女――鈴仙・優曇華院・イナバの注意に大人しく返事をする輝夜。正直、不安で仕方ない・・・ 「だーいじょーぶよ!ウドンゲ!私が後からついていくから!」 「それが不安なの!っていうかウドンゲっていうな!」 輝夜の陰からヒョコッともう一人のウサ耳少女が顔を出す。自称【幸運兎】、実質【兎詐欺】の因幡てゐだ。三度の飯より悪戯が好きというトンでもない兎で、竹林で迷う人間のおよそ7割はコイツのせいだと言われている。 「じゃあ・・・ホイホイ?」 「何をホイホイするんだ何をッ!普通に鈴仙と呼びなさいっ!」 てゐの言葉に噛み付いた後、ドッと疲れたように項垂れる鈴仙。一応自分の方が上司のはずだが、この兎詐欺は何時まで経っても人の言う事を聞きゃしない・・・ス○ッフサー○スにでも電話したい気分だわ・・・ 「ところで鈴仙。今日は何しに行くの?」 「あぁ、それはわたしも気になっていました。今日は竹林の外に行くのですか?」 輝夜と彼女の服――未起隆が質問する。輝夜自身は気付いていないようだが、未起隆の記憶が確かならばこの方角は人里であるはずだ。少し前に寺子屋でゴタゴタがあったと永琳は言っていたが、それが関係するのだろうか? 「えぇ。今回は人里に。寺子屋と分社の建築で怪我をしないうちに薬や栄養食を渡すようにと。あと定期健診ですね。」 「定期健診って・・・どなたか具合の悪い方が?」 「具合っていうか・・・ちょっと引きこもりの様子を見に行くだけって感じだけど、ね。」 未起隆の言葉に少し苦笑したような返し方をする鈴仙。後ろでてゐも少し苦笑していた。 人間の里。妖怪だらけの幻想卿において【安全】が保障されている数少ない場所。 幻想卿のほとんどの人間が暮らしている場所で、少ないながらも妖怪もちらほら混じっている。その入り口よりも少し外れた場所、そこが慧音の寺子屋である。 今は旧校舎は焼け落ち、少し離れたところに木製の柱が何本も立てられている。そしてその前に二人の女性、その柱の中あるいは上では何人もの男達が作業をしていた。 「どうもー!ヤゴコロ製薬ですー!お薬と栄養食をお届けにあがりましたー!」 鈴仙がその集団に呼びかける。ヤゴコロ製薬、とは人間の里での鈴仙や永琳の作る薬の総称で永琳の帽子を被った妙な座薬のキャラクターが目印となっている。見た目は大変アレだが効果は確かなため、NITORIブランドと共に人間の里では重宝されている。 呼びかけに気付いたのか、二人の女性――寺子屋の持ち主である慧音とドサマギで分社を建てている神奈子だ――がこちらに近寄ってきた。男達は呼びかけた瞬間は止まったが、すぐに作業に戻る。中途半端な状態で中断すると危険だからだ。 「や、毎回悪いわね~。」 「すまないな、毎回。永琳は元気か?」 鈴仙に交互に呼びかける。前者は神奈子、後者は慧音だ。言葉だけ見ると神様のクセにカリスマが慧音に負けているが、本人曰く『多少フレンドリーな方が今は信仰を集めやすいのよ』らしい。 と、神奈子が『おや』と輝夜の存在に気付く。 「竹林とこの姫様じゃあないかい。今日は何をしに?」 「新しい盆栽が欲しくてね。ちょっと無理を言ってついて来たの。」 女の子がやるにしてはやたらとジジ臭い趣味である。まぁ、未起隆が来る前は話し方も琵琶法師のようだったし、彼女らしいと言えばらしいか。 ついでに言えば、彼女がここまでアクティブになったのも最近の事である。それまでは人との関わりを極端に嫌い、話す相手は永琳と鈴仙やてゐ、たまに遊びに(殺しに?)くる妹紅のみであった。 それを考えれば大した変化だ、と鈴仙は思う。香霖堂で【ぱそこん】とか言うのを手に入れてからはすっかりそれにハマってしまっているのは困り物だが。 「そうだ、妹紅に会っていくか?アイツと最近会ってないだろ?」 「ここ一帯焼け野原になるわよ?今夜辺り久々に喧嘩したいから竹林でって言っといて?」 「了解だ。妹紅もきっとよろこぶぞ?」 慧音と輝夜が談笑している頃には男たちも作業を一区切りさせ、わらわらと集まってきた。鈴仙の薬と栄養食を貰うためだ。 建設というのは怪我と隣り合わせの作業である。大きな怪我こそ気をつければそうそう起きないが、擦り傷や切り傷などはどうしても起きてしまう。また、長時間作業しているとどうしても疲労が溜まってしまう。 その為、慧音が永琳に傷薬と疲労を回復させる事の出来るものを頼んでおいたのだ。それを永琳や鈴仙が定期的に運んでいるのだった。 「お、すまねぇな姉ちゃん!切り傷作っちまってよぉ・・・」 「打撲に効くヤツはあるかい?ちょっと木材蹴っ飛ばしちまってな。」 「オレは薬はいいや。リポ○タン○ってヤツ貰えるかい?」 「はいはい、ちゃんと並んでくださいね?あと、○ポビ○ンDなんて栄養ドリンクはないですから!」 男達を並べて一人ずつ症状を聞き、渡していく。輝夜もそれに気付き手伝い始めたため、男達の列が2列になる。 輝夜の方が列が長いのが泣けてくるが、まぁ仕方ないだろう・・・片やウサ耳少女、片や十二単のお姫様だ。差なんて言わずもがな・・・けどこっちの方がスタイルいいのに・・・ 「ん、どした?姉ちゃん?」 「い、いえいえ!何でもないですよ!えっと、シップ薬でしたっけ?」 「いや、傷薬だが・・・大丈夫か?」 「えぇ!大丈夫です!もーまんたいですよ!傷薬ですね!」 ついついパルスィってしまったらしい。心配そうにしている男に慌てて薬を渡す。 そして仕事をしながら(輝夜様が同行するときはもっとスカート短くしてやる・・・)と、無駄な対抗心を燃やす鈴仙だった。 おまけーね 元々、二つの(国内有数のフリーダムな)学園が一つになった東叙学園は部活・サークルの多さも異常なほどある。 その割に生徒数は普通に二つ分の学園の人数しかいないため、自然と部活・サークルの掛け持ちをする生徒は多い。 通称病弱部長、パチュリー・ノーレッジもその一人である。 彼女は、魔理沙目当てで入った【漫画研究部】の他に、元【魔術書研究同好会】現【読書部】の部長も勤めている。 彼女自身は静かに本を読めればそれでよかったのだが、如叙学園の野郎共が彼女目当てで入部したのと(彼女自身知らない事だが、東方学園の女生徒の半分以上にファン倶楽部がある)今までいなかった顧問の先生がついたこともあり、あれよあれよと言う間に部長になっていたのだ。 また、彼女にとっては大変不本意な事に彼女の天敵とも言える存在がイヤでも読書を中断させざるを得ないのだった。 「パチュリィイイイッ!貴方【また】【私の】魔理沙を誑かしたわねェエエ!」 「単に、貧血と鼻血と吐血で倒れたのを運んでもらっただけよ!っていうか【私の】って何よ【私の】って!」 無数の人形が【読書部】内に飛び込んできたかと思うと、人形がドッカンドッカンと無差別に【部員】を・・・と言うより【パチュリー防衛隊】(本人未承諾)を吹っ飛ばしていく。 吉良先生が顧問の【爆弾部】お手製の人形、名付けて【殺人大江戸女王】だ。殺人などという大層な名前がついてはいるが、これで人が死んだ事は一度もない。 「正面!あぶねぇパチェ先輩ッ!」 「お、億泰君!?」 パチュリー防衛隊隊員にして、読書部で唯一本を読まない男である億泰が体を張って弾を防ぐ。つーかスタンド使え、億泰。 「お、俺・・・頑張った・・・頑張って護ったぜ・・・仗助・・・」 そう言うとパタリと倒れこむ億泰。だからスタンド使えっつーのに。 「あら、パチェ・・・護ってもらうなんて人望あるのね・・・?」 「さぁ・・・転んだんじゃない?この子スットロイから・・・」 姿を見せたアリスに応えるパチェ。くどいようだが、彼女は自分にファン倶楽部などと言うものがあるとは知らない。 「ふっ!まぁいいわッ!今日こそ決着をつけるわよッ!魔理沙に相応しいのはどちらかッ!」 「面白い!やってみろッ!このパチュリー・ノーレッジに対してなぁッ!!」 こうして、東叙学園が始まって実に35回、東方学園時代から数えて10098回目となるノレマガ大戦が始まったのだった。 ちなみに、その頃承太郎たちはと言うと。 「ここだ!ここの電話で数ドル払って電話するとダイエットコークが貰えるんだ!」 「普通にダイエットコーク買って電話した方が安いじゃねぇか。何の意味があるんだ・・・?」 「さぁ・・・あ、ポルナレフ。言い忘れてたけれどそこのトイレ、ハッテン場として有名だから間違っても入るなよ?」 「先にいいやがれアヴドゥルゥウウウッ!」 「ところで、ゆかりんがいる校長室はまだなのかい?」 「オメーの趣味も大概だぜ、花京院・・・」 【モノ知りアヴさん】に何故か学園の案内をされていた。そして、とある教室を通り過ぎようとしたその時。 なんだかよくわからない爆発に巻き込まれて吹っ飛ばされた・・・ 補足:読書部 パチュリー・ノーレッジが部長を務める部活。文字通り本好きの集まる部だが、多聞に漏れず裏の面も持っている。 裏の面は別名、【BL研究室】。パチュリーや小悪魔、トリッシュ等、女性が主なメンバーであるが何故かソルベにジェラート、サーレーにズッケェロと男性部員も少なくない。 読書部の顧問はDIO先生。滅多に顔を見せない、というか顔も見たことがないのが実際のところである。 前へ 目次へ 次へ
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ダービーとギーシュの決闘は正午に行われる。つまりギーシュは4時間目以降の授業をサボらなければならなかった。 「あぁ、何で格好つけて正午なんて言っちゃたんだろう……。放課後って言えばよかったなぁ、でも『真昼の決闘』のほうがカッコいいよな。 『放課後の決闘』じゃあ締まらないな、うん。」 ギーシュは、至極どうでもいいことを考えながら広場の中心にぽつんと立っていた。 「しかし平民は時間にルーズだな。もう30分もすぎたぞ。」 ――30分経過 「……あっ、5時間目はじまっちゃった。」 ――さらに30分経過 「……………………。」 結局ダービーが現れたのは6時間目が終わって、皆がぞろぞろと寮へ帰る時間だった。 「さて、始めようか。」 「おい、3時間近く遅刻しておいて謝罪の言葉も無いのか平民!」 「細かいことを気にする男だな君は。だから女の子にふられるのだ。」 この瞬間、ギーシュの頭の中でなにかが切れた…決定的な何かが…。 「行けッ!ワルキューUrrrrryy――ッ!!やつを殺してしまえッ!」 ギーシュが薔薇の花を振り、呪文を唱えた。薔薇の花弁が片々として散り乱れる。 そして、剣を構えた青銅の女戦士が―――現れない! 「なあにぃぃ!?バカなッそんな まさかッ失敗するはずがッ……。」 何度やっても結果は同じだった。ギーシュの「怒り」は「焦り」に変わり、「焦り」は「恐怖」へと変わった ざわ… ざわ… ざわ… 「どうしたギーシュ、ルイズの『ゼロ』がうつったかぁ?」 「いや、よく見てみろ!ギーシュの杖を、いやあれは杖じゃあない! ただの『薔薇の花』だぁ!」 「本当だ!お前目がいいな」 ざわ… ざわ… ざわ… 「私がすり替えた。朝食の時点でな。危険な賭けだった……。 杖が無ければ魔法を使えないという保障も無い。 それにあの後、一度でも魔法を試されてもアウトだった。 しかし、どうやらうまく行ったようだな。フフ…」 「あうあう」 ギーシュは声も出せなかった。 「ところで、こいつが君の杖さ。」 ダービーはギーシュの杖を掲げると、HBの鉛筆を折るように、片手で、折った。 「どうやら彼は敗北を自らの心の中で認めた様だ。」 ざわ… ざわ… ざわ… ざわ… 「「「何ィ―――ッうわあああ!なんだァ――ッ」」」 ざわ… ざわ… 極めて異様で邪悪な『存在』がギーシュに掴み掛っていた。 「おっといい忘れていましたね、わたしは『魂』をうばう『スタンド使い』! 賭けというのは、人間の魂を肉体から出やすくする!そこを奪い取るのがわたしの能力!」 「ギーシュ!!」 ギーシュの友人たちが駆け寄り、ゆすってみる。が 「脈が無い!死んでる!ギーシュが死んでる!」 ダービーのスタンドが手でギーシュの魂を叩き潰した。 すると奇妙なことにそれは一枚のチップになってしまった。 「この世界でのコレクション第一号だ。フフフ…」 ルイズは昨夜ダービーがいった事の意味をようやく理解した。しかし、それはあまりにも遅すぎた。 「何が賭けよッ!前もって杖を奪うなんて卑怯よ早くギーシュを元に戻しなさい!」 ルイズが叫ぶ。 「そーだ!そーだ!イカサマだ!決闘を侮辱した!」 ギーシュの友達も叫ぶ。イカサマという言葉にダービーが反応した。 「イカサマ?いいですか? イカサマを見抜けなかったのは見抜けない人間の敗北なのです。 私はね『勝負』とは人間関係と同じだまし合いの関係と考えています。 泣いた人間の敗北なのですよ。」 見物していた数人のメイジがダービーに杖を向けた。 「魔法で私を殺しますか?いいでしょう。おやんなさいこの『魂』も死んでいいのならね。彼の『魂』を取り戻したければ……あなた達の魂を賭けるしかないんですよ。」 ギーシュの友人たちは一目散に逃げ出してしまった。 「どうします、マスターあなたの『魂』を賭けますか?さぁ」 ――どうしよう私の使い魔のせいでギーシュが、でも…… 「早くしないと肉体のほうが腐ってしまいますよ。」 私の魂をかける。ルイズがそう言おうとした瞬間、人ごみの中から一人の少女が現れた。 「賭けるわ、私の魂をッ!」 『香水のモンモランシー』であった。 ←To be continued
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【ジョジョの奇妙な冒険】 登場話 ジョルノ・ジョバーナ ○ DIO ○ 吉良吉影 ○ リンゴォ・ロードアゲイン ○ ディアボロ ジョニィ・ジョースター ○